- 厳かで美しい意匠の上質な座布団。
- 仏壇前にはもちろん、経を唱えたり、写したりといったときに相応しい夏用の座布団。中央に配されたあやめの花が印象的な逸品です。素材にはしなやかで粘りのある上質な熊本産のいぐさを使用。涼やかな風合いで程よい弾力があり、使い心地は快適です。いぐさならではの爽やかな香りも魅力。ポリエステルの縁は金襴を配することで雅やかに。中央の絵柄は細かく浮かび上がるよう、三重織で丁寧に仕上げられています。赤や青の花が映えるバランスのとれた配色も見事。繊細かつ流麗に表現された花々に存在感が漂います。華やかさがありながらも味わいのある落ち着いた雰囲気は、御前座布団に相応しい仕上がりとなっています。心を鎮める静謐なひとときに、ぜひお使いいただきたい名品です。
サイズ(約) | 縦70cm×横70cm×厚さ4cm |
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素材 | 表地=いぐさ、縁=ポリエステル、中材=ポリエステル(硬わた) |
原産国 | 日本 |
その他 | ※天然素材を使用しているため、色調、サイズ、重さが写真・スペックと異なる場合があります。 |
岡山県倉敷市はかつて、畳表や花茣蓙の材料となるいぐさの一大産地でした。その倉敷で明治25年(1892年)に創業したのが〈萩原〉です。輸出業が盛んだった当時、初代萩原賦一は米国向けの輸出用花茣蓙の製造販売を開始。第一次世界大戦の影響で国内販売へと転換するも、二代目賦一の代には多数の会社を設立し、事業を拡大しました。しかし敏腕経営者として采配を振っていた二代目が他界すると取引が激減。さらに高度成長期にいぐさ産業の衰退も始まり会社は経営の危機に直面しました。そこで三代目賦一は昭和47年にいぐさ事業を中国で推進。以降、欧州からの輸入家具事業に進出。これが見事に功を奏し、今に至ります。