家の中で季節の情緒を堪能。
襖絵などもそうですが、日本人は部屋に居ながらにして自然の風物を眺められるよう、さまざまな工夫を重ねてきました。しかも単に写実的に写すのではなく、自然のエッセンスを凝縮し、そこに時の移ろいをも表現するなど、日本人ならではの侘寂が加味され、さらに奥深いものとなっているのです。こちらは、深まる秋を情緒豊かに表現したのれん。手がけたのは京友禅手描き部門の伝統工芸士、山森美紀氏です。2002年に父が主宰する〈染色工房ヤマモリ〉に入り、引き染め、ろうけつ染め、手描き友禅など呉服の染色に関わるように。06年には狩野派の京都龍生会に入門して水墨画を学び、龍琉という雅号で活躍する俊英です。こちらののれんに描かれているのは櫨紅葉。ウルシ科である櫨の紅葉がどきりとするほど美しく、日本画を思わせる風情豊かな一枚に仕上がっています。枝に櫨の実が成り、さらに蔦が絡まるというリズミカルな構図は、まるで秋を奏でる三重奏のような雰囲気です。見事なグラデーションで表現された秋の深まりを感じさせる紅葉の意匠。部屋との間仕切りとしてはもちろん、洋室の壁にタペストリーとして飾るのもおすすめです。
当社限定商品
商品番号:471-592-01-01

手描き麻のれん「櫨紅葉(はぜもみじ)」

21,780(税込)
 
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01 *
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サイズ(約) 縦150cm×横88cm
素材 麻100%
原産国 日本
その他 ※手描きのため、色調、柄の出方が写真と異なる場合があります。
※ポール(棒)は商品に含まれません。

山森美紀
京都〈染色工房ヤマモリ〉の伝統工芸士として活躍する山森美紀氏。引き染め、ろうけつ染め、手描き友禅など呉服の染色のほか、狩野派の京都龍正会に入門し水墨画を学び、龍琉という雅号でも活躍している俊英です。