- 精緻の極み、驚愕の金工細工を現代に再現。世界遺産に伝わる国宝大鎧の兜。
- 御鎮座千二百年余の歴史を持つ奈良の古社、世界遺産にも登録されている春日大社に伝わる国宝「赤糸威大鎧」。合戦で使われる武具ではなく、最初から神に献上する奉納用としてつくられた物であるがゆえの豪華な装飾や赤と金が織りなす色彩の美しさは、古くから見る者の目を奪ってきました。その国宝兜の工芸美を、甲冑づくりの老舗の四代目で江戸節句人形の伝統工芸士である中村宗光氏が、高度な技で現代に蘇らせました。
鍬形台や吹返し、鉢には竹を背景に雀が力強く羽を広げる「竹に雀」の透彫を精緻に再現。生命力や成長を表す竹と、子孫繁栄・五穀豊穣・家内安全を象徴する雀の組み合わせは取り合わせがよいとされ、上杉家や伊達家の家紋にも用いられました。小札を一枚一枚、燃えるような赤糸でつづった赤糸威も実に見事な仕上がり。付属のアクリルケースは鏡付きなので、しころの威や下部に配した装飾まで存分に堪能できます。鏡の上下にあしらった市松模様も印象的です。華麗を極めた美術作品として日々愛でていただきたい一品です。
サイズ(約) | 兜=幅25cm×奥行24cm×高さ18cm、ケース=幅33cm×奥行31.5cm×高さ30.5cm |
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重さ(約) | 3.8kg(総重量) |
素材 | 兜=鉄、革、真ちゅう、正絹、ケース=アクリル樹脂、天然木(タモ)、鏡 |
原産国 | 日本 |
その他 | ※手作りのため、サイズ、重さ、色調が写真・スペックと異なる場合があります。 ※商品の交換・返品はお受けできません。 |
中村宗光氏。1986年に内閣総理大臣賞、青年優秀技能賞を受賞。2007年に伝統的工芸品江戸節句人形の伝統工芸士に認定。