- 高度な技で作られた見事なこけし。その独特の表情が心を癒す。
- 東北地方の温泉地で玩具として作られたこけし。地域性や工人の師弟関係で伝えられる型によって多彩な作品が生まれ、祝い事の贈り物やインテリアとしてなど、時代とともに用途を変えながら愛されてきました。明治25年創業の〈こけしのしまぬき〉は、その名の通り約50人もの工人のこけしを取り揃えるほか、玉虫塗や仙台箪笥など、東北を代表する工芸品を扱い、東北の魅力を伝えています。こちらは、全国12の系統(宮城県内では5系統)に分類される伝統こけしのひとつ、遠刈田系のこけし。系統によって顔や形が異なりますが、遠刈田系のこけしは、大きめな頭に切れ長の目、鼻筋の通った顔、そして赤く放射線状に描かれた髪飾りが特徴。手がけたのは昭和11年に遠刈田温泉で生まれ、17歳で木地技術を習得した小笠原義雄工人です。「伝統こけし」は、小笠原氏が内閣総理大臣賞を受賞した際のこけしと同じ高さ、頭と胴のバランスに、巧みなろくろ技術を活かした「うねり」を胴に施した作品です。
サイズ(約) | 直径8cm×高さ25cm |
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重さ(約) | 350g |
材質 | 天然木(水木) |
原産国 | 日本 |
その他 | ※手作りのため、色調、サイズ、重さ、形が写真・スペックと異なる場合があります。 |
小笠原義雄工人。全日本こけしコンクールで2005年と09年に内閣総理大臣賞を受賞。鉋で模様をつけるビリ鉋技法で有名。