“もの言わぬ ものがもの言う ものづくり”その一心で。
キリシタンの歴史が息づき、西洋文化が交わる長崎県。その美しい伊万里湾に面した松浦市街にスラックス専門メーカー〈エミネント〉の松浦工場はあります。かつて松浦市は炭鉱の町として栄えましたが、昭和30年代に閉山が相次ぎ、企業誘致を推進。名乗りを上げたのが〈エミネント〉でした。昭和44年に工場が建てられ、以来、松浦市は炭鉱の町から国内生産の約1割を占める日本有数のスラックスの町へとその姿を変えました。
経験20年～30年以上。熟練の技、ここにあり。
「もの言わぬ ものがもの言う ものづくり」。松浦工場の作業現場には、〈エミネント〉創業時に社員から公募して選ばれたスローガンが大きく掲げられています。従業員は200名以上、その全員が地元雇用、地元出身の人たちで、9割を女性が占めます。〈エミネント〉のスラックスは、一般的な工程の約1.5倍、123工程を重ねることで完成します。松浦工場ではその全工程が行われており、各工程には20年～30年以上もの経験を持つ熟練の担当者がいます。それぞれが持ち場への誇りと信念を持つことで、〈エミネント〉の既製品とは思えないほど日本人体型に合うはき心地と流麗なシルエットが両立。ご紹介するのは当社限定ブランド〈松浦物語 Eminento for Traveler〉のデビューとなるスラックス。松浦工場の技術を象徴する、スラックスとして万能な一本です。万能とはすなわち、高級ホテルにも相応しい上質感と端正な佇まい、長時間の着座や寝転んだりなどあらゆる体勢での動きやすさ、快適性、それらすべてを備えていること。日常を含む、多彩なシーンで重宝する“旅スラックス”の決定版を意味します。それは松浦工場の技術の粋を凝らして初めて実現するのです。
松浦クオリティが生む、万能、旅スラックス。
求める仕上がりに適う素材と混率の追求に妥協なき〈エミネント〉が今回、主素材に選んだのは上質なコットンです。ポリエステルを交織して変わりドビー生地に織り上げることで端正な表情と快適なストレッチ性を実現。さらに麻もブレンドし、肌触りのよさも向上させました。そして、吸水・速乾性も備えたこちらの生地を動きやすく、はき心地に優れた美しいフォルムに仕立てているのが、松浦工場の誇る「腰プレス」の工程であり、30年以上担当する山内佳世子氏です。山内氏が同社オリジナルの立体プレス機を扱い、今回使用した熱可塑性のある生地に腰プレスを施すことで、〈エミネント〉ならではの丸みを帯びた腰まわりが仕上がるのです。さらに当社オリジナルのパターンが、股下何cmで裾上げしてもゆったりはけて品よく見える理想的なシルエットを叶えます。“松浦物語”が生んだ究極の一本。そこに貴方の物語をぜひ紡いでいただきたいです。
当社限定商品
ストレッチ 吸汗 速乾
商品番号：586-828
松浦物語 Eminento for Traveler

匠の技･シャンブレートラベルスラックス

22,000円（税込）
　
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素材 綿63％、ポリエステル35％、麻2％
仕様 ワンタック／ウエスト両脇ゴム／ポケットは前面に4個（コインポケット1個含む）、背面に2個
洗濯方法 洗濯機可
原産国 日本
裾上げサービス（無料） 〔シングル／ダブル／ジーンズ仕上げ〕
裾上げ仕様欄にて「シングル」・「ダブル（幅3.5cm）」・「ジーンズ仕上げ」を選択し、股下サイズ（cm）をご入力ください。ご不要の場合は「裾上げ不要」を選択してください。
※裾上げ後の交換・返品はお受けできません。
その他 ※裾幅は股下65cmの位置で計測しています。
サイズ 適応ウエスト 前股ぐり 渡り幅 裾幅
76:76 76 26 32.4 21.6
80:80 80 26.5 33.5 21.9
84:84 84 27 34.5 22.1
88:88 88 27 35.6 22.4
92:92 92 27.5 36.7 22.6
96:96 96 28 37.7 22.9

サイズ(単位＝cm)

「丸みを帯びた腰まわりは〈エミネント〉だからこそ」

［腰プレスの匠］ 山内佳世子氏（担当34年目）
「丸みを帯びた腰まわりは、〈エミネント〉の大きな特徴。『腰プレス』はその名の通り、腰まわりをプレスする工程です。生地の特性に応じてプレス機械の蒸気量、圧力、プレスをかける時間などをトータルで設計し、コントロールすることで、美しく動きやすいフォルムとはき心地のよさを引き出すことができます。腰プレスはいわば、スラックスのお化粧みたいなものです。今回、『松浦物語』と冠したブランドのスタートに携われることを光栄に思います」

長崎県 松浦市

長崎県の北部、北松浦半島に位置する松浦市。美しい伊万里湾に面し、漁業、農業の盛んな自然豊かな町として名高いです。

松浦工場近隣の平戸市にある、寺院と教会の見える風景。古来、長崎県の西洋文化との交流が窺えます。

長崎県松浦市長 友田吉泰氏
「松浦市御厨町は、御厨という地名のとおり、古くから御供所として、神饌を調進してきた歴史があります。質の良い品を注文にあわせて納める、その歴史が現在の松浦市のものづくりの土台になっているのではないでしょうか。松浦の熟練した職人として働く市民のみなさんのひたむきさとプライドが、現在のエミネントスラックスのものづくりへのこだわりに繋がっていることは、市民の誇りです」