- 中国の龍窯に着想を得た〈ヘレンド〉の干支物語。
- ハンガリーの名窯〈ヘレンド〉がお届けする干支シリーズ。2024年の干支「辰」は、中国の龍窯からイメージを膨らませた作品です。龍窯とは青磁などの陶磁器を焼く際に使われる窯のことで、こんな伝説があります。全身真っ黒な烏龍がいて、天を治める玉帝から降雨の管理を任されていました。帝に不敬を働いた民のいる地域への雨は禁じられていましたが、龍は民を助けようと雨を降らせます。怒った玉帝は龍を討ち、民が龍の骸を埋葬した所に空洞ができ、そこで陶磁器を焼くと高品質なものができたのだとか。「物語のドラゴンは空から水をまいて苦しんでいる人々を助けました。その龍が空を飛んでいる様子を形にしたいと思いました」とこの作品を手がけたヅェルツ・ヅァラカ氏は語ります。こちらの置物は手彩色で仕上げた美しい鱗模様や金彩表現が秀逸です。
サイズ(約) | 幅7cm×奥行5.5cm×高さ7.5cm |
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重さ(約) | 30~40g |
材質 | 磁器 |
原産国 | ハンガリー |
その他 | ※手作りのため、色調、柄の出方、サイズ、重さ、形が写真・スペックと異なる場合があります。 ※お申込み多数の場合、お届けできない場合やお届けまでにお時間をいただくことがあります。 |
手描きの作風で世界中から愛されている名窯〈Herend/ヘレンド〉は1826年、ハンガリーのバコニー地方に位置するヘレンド村に工房を設立。1851年のロンドン万博で金賞を受賞したことから英国王室や最盛期のハプスブルク家に手厚く遇され、その名を世界に知らしめました。
東西のさまざまな文化が交わる地理的背景を強みに、ヨーロッパ、ペルシャ、中国、日本など多彩な様式が融合する独自のスタイルを発展。伝統的なマスター制度により育まれた職人の高度な技術のもと、パターンだけで2000以上という作品の多様性を誇っているのも特徴です。脈々と受け継がれてきた優れた職人技により、歴史に残る多種多様な名作を生み出しています。
ヅェルツ・ヅァラカ氏
1975年生まれ。〈ヘレンド〉養成学校で学び、2009年より商品開発チームに参加。日本で10年以上続いたフクロウシリーズをはじめ「兜」の造形も手がけています。