- 歴史に培われた技と意匠。気品を添える、白磁の食器。
- 高級洋食器に始まり、白磁の持つ可能性を広げる〈大倉陶園〉。その製品の最大の特徴は、色絵が引き立つ「オークラホワイト」と呼ばれる生地の白さと硬さ、肌の滑らかさにあります。こちらは、柔らかな白磁に表現された絵扇形に、有名な『源氏物語』の4つの巻から主要な場面が描かれた銘々皿。それぞれの巻をイメージした色合いが上品です。54帖になぞらえて54種の香木の香りを言い当てる組香の一種、「源氏香」の香りを示す印があしらわれているのも特徴。食卓で使うのはもちろん、鑑賞用として飾っても素敵です。
サイズ(約) | 直径15cm×深さ2cm |
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重さ(約) | 160g(1枚) |
材質 | 硬質磁器 |
原産国 | 日本 |
その他 | ※手作りのため、色合い、重さが写真・スペックと異なる場合があります。 |

高級食器の老舗〈大倉陶園〉。大正8年、「良きが上にも良きものを」という大倉孫兵衛、和親父子の理念のもとに創業。昭和2年のアメリカ独立150年記念万国博覧会で最高大賞を、10年後のパリ万国博覧会では名誉賞を受賞し、昭和49年には迎賓館に洋食器大揃を納入するという輝かしい実績を誇ります。同社が手がける製品の最大の魅力は、通称「オークラホワイト」と呼ばれる生地の白さと硬さ、そして肌の滑らかさにあります。最高ランクの主原料カオリンを惜しみなく使い、1460度という類を見ない高温での焼成によって生み出されるこの白さがあってこそ、色絵などの装飾の美しさがぐっと引き立ちます。

昭和10年頃の〈大倉陶園〉。