平安時代の遊びを偲ぶ、典雅な歌かるたの世界。
平安時代、貝がらを使った歌貝合わせや、漢字のつくりに合う偏をあげる偏継ぎなどの遊びが貴族の子女の間で流行。これらは、現在のかるた遊びの原型ともいうべきもので、16世紀末にポルトガルからかるたが伝わると、この遊びを基に次第に和歌の上の句と下の句を合わせて取る「歌かるた」へと発展しました。『源氏物語』は795首もの和歌が読み込まれ、その優れた出来栄えから後世では歌人必読の書ともされます。創業寛政12年(1800年)、〈大石天狗堂〉の「源氏物語歌かるた」は、『源氏物語』の各巻より一首ずつ計54首を選んだという典雅なもの。『源氏物語』成立後、作中の情景を描いた「源氏絵」が多く生まれましたが、こちらのかるたも歌に合わせた絵を鮮やかな色彩で表現。さながら絵巻物のような風情が漂います。裏側は金彩紙で華麗に仕上げました。札には源氏香図が印され、香道の組番当て遊びも愉しめます。
商品番号:103-181-01-01

源氏物語歌かるた(金彩紙仕上げ)

66,000(税込)
 
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サイズ(約) かるた1枚=縦9.1cm×横6.2cm、収納時=幅17.2cm×奥行23cm×高さ9.5cm
重さ(約) 1.5kg
素材 紙(金彩紙裏貼り仕上げ)
仕様 袱紗、解説本付/桐箱入
原産国 日本

1800年に京都で創業した〈大石天狗堂〉。百人一首に代表されるかるたをはじめ、囲碁・将棋用品といった遊戯具を通じて日本の伝統美、京の雅と遊びを現代に伝える老舗です。

昭和中期頃、旧社屋で行われていた花札の検品風景。