- 追求した技が生み出す、盛金と青粒の輝き。
- 盛金で描かれた文様に渦のように埋め尽くされた青粒の均一性と立体感が見事な九谷焼。石川県小松市で「盛金青粒画風」を継承し、現代に即した作品に昇華する三代仲田錦玉氏が手がけました。先代が確立した「盛金技法」と「青粒技法」を用いて芸術品へと昇華した仲田氏の真骨頂です。あらかじめ焼かれた磁器にムラなく艶消しの黒い下地塗りを施して焼成。ベンガラで盛り上げるように文様を描き、その上に金泥をのせて再度焼成します。金は滑りが悪く、滑らかに描くには高度な技術が不可欠。その後「イッチン」と呼ばれる道具を使い、盛金のまわりに青粒で渦を描く「渦打」を施します。下絵はなく、均一の粒を等間隔で落としていく集中力の継続を要する作業です。こうして弛まぬ努力なしには成し得ない結晶が完成します。神聖な場に相応しい仕上がり。祈る心を安らかなものにしてくれるに違いありません。
お届け予定 | お届けはお申込みより約2~3ヵ月を要します。 |
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サイズ(約) | 本体=幅6cm×奥行5.5cm×高さ9cm、台=幅12cm×奥行7.4cm×高さ1.5cm |
重さ(約) | 本体=410g |
材質 | 磁器、台=中質繊維板 |
仕様 | 飾り台、木札付/桐箱入 |
原産国 | 日本 |
その他 | ※手作りのため、色調、柄、サイズ、重さが写真・スペックと異なる場合があります。 ※商品の交換・返品はお受けできません。 |

三代 仲田錦玉
二代錦玉に師事し、2013年に三代錦玉を襲名。2016年に九谷焼伝統工芸士に。日本伝統工芸士会作品展における一関市長賞受賞をはじめ、数多の受賞歴を誇ります。盛金技法を進化させた白金盛の技法を確立するなど、新たな表現を追求し続けています。