- 熟練の手法で蘇る、美人画の名作。
 - 江戸時代、浮世絵は庶民にとって大切な娯楽であり情報源でした。中でも絵師の喜多川歌麿は、美人画に革新をもたらした先駆者的存在です。こちらは、木版画の伝統を墨守する京都の老舗版元〈芸艸堂〉が江戸期の手法で蘇らせた一枚。舶来品のガラス製の玩具を吹く町娘を描いた喜多川歌麿作の美人画「ビードロを吹く娘(ポッピンを吹く女)」です。歌舞伎の役者絵などに用いられた大首絵を草案に、女性の柔和さや艶のある表情を子細に表現。上半身に焦点を当てることで髪型や衣装もより繊細に表出され、奥行きのある色彩の重なりに版画表現の妙が光ります。江戸文化の粋をご自宅でご堪能ください。
 
| サイズ(約) | 画=縦38.5cm×横26cm、額=縦52.5cm×横41cm×厚さ2.3cm | 
|---|---|
| 重さ(約) | 1.35kg | 
| 材質 | 紙=越前生漉奉書、額=縁は天然木、前面はアクリルガラス | 
| 技法 | 手摺り彩色木版(12版18度摺) | 
| 仕様 | 専用木製額付 | 
| 原産国 | 日本 | 
| その他 | ※一点一点手摺りのため、色調が写真と異なる場合があります。 | 
        日本で唯一の手摺木版和装本の出版社として知られる〈芸艸堂〉。江戸時代の版元と同じように木版画の伝統をそのまま墨守する版元です。同社の版木蔵には、明治24年(1891年)の創業以来手がけてきた版木や求版した古版木など、述べ数万枚が保管されており、中には伊藤若冲や竹内栖鳳、小林古径、神坂雪佳といった著名画家による絵や図案など歴史的に貴重な資料も数多く、まさに宝の山です。現在ではそうした版木と伝統的な木版摺り技術を活かし、画家たちが残した芸術作品をさまざまな形で復刻。中でも、日本製高級顔料を使用した木版画は、手漉き和紙に一枚一枚摺り上げることで格別の色合いを引き出しているのが特徴です。
			数万点に及ぶ版木が収められた〈芸艸堂〉京都本店の版木蔵。
			名摺師なればこその高度な技により、全体の色調のバランスを取りながら同じ仕上がりになるよう何十枚にもわたって再現。
			江戸時代の浮世絵版画の技術と同じ方法で木版画を制作。一枚の版木を彫り上げるのに熟練職人でも1ヵ月を要します。

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