ネイビーが映える洒落心くすぐる一足。
本物志向の紳士から支持を集める「足をいたわる男の靴シリーズ」。中でもゆったり履けると人気の足囲5Eのこちらは、シュリンクレザーにネイビーの色合いが上品で、程よいカジュアル感が特徴。チノパンやジーンズなど軽装とも相性がよく装いを選ばない仕上がりです。
当社限定商品
軽量 足囲5E
商品番号:188-552

足をいたわる男の靴/5E軽量スリップオン

33,000(税込)
 
カラー・タイプ
01 ネイビー
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重さ(約) 260g(サイズ25.5cm片方)
素材 甲=牛革、底=合成底
仕様 足囲:5E
原産国 日本
その他 ※天然皮革を使用しているため、色合い、シボの出方、風合いが写真と異なる場合があります。
菊地の靴

足への負担が少なく、快適な履き心地を得られると評判の〈菊地の靴〉。その秘密は、日本におけるシューフィッター第一号で、木型職人でもあった故・菊地武男氏が長年の経験と解剖学、人間工学に基づいてつくり上げた、日本人の足の形に合う独自の「内振りの木型」を採用したことにあります。足の先端を親指側(内振り)に設計することで、指が中にゆったり収まるだけでなく、歩きやすさも実現。かかとから小指の付け根へ重心が移動し、親指で蹴り出す、という歩行の一連の動作をスムーズにおこなえます。また履きやすさに加え、流行を取り入れたデザインでお洒落に履けるのも特徴です。

菊地武男

〈菊地の靴〉創業者。1924‐2017年。機械工として腕を磨き、1949年、菊地商店創業。1979年、東京芸術大学で人間工学と美術解剖学の研究を始める。1985年、足と靴の健康協議会(現)シューフィッター第1号に認定。「菊地武男の靴」販売開始。

「お父さん、歩くと指が痛い」愛娘を想う心が靴づくりの原点。

足への負担が少なく、快適な履き心地を得られるとファンを増やし続ける〈菊地の靴〉。その秘密は、同社の創業者であり、日本におけるシューフィッター第1号でもあった故・菊地武男氏が、長年の経験と人間工学と美術解剖学に基づいてつくり上げた独自の「内振りの木型」にあります。

「お父さん、歩くと指が痛い」。娘のその一言に菊地氏は、靴の木型をオリジナルで造ることを決意します。「顔を輝かせ、自信に満ち、颯爽と歩く姿を取り戻してほしい」。1975年、すでに50歳を迎えていました。それまで約25年間、海外デザイナーの靴をはじめ、エレガントな靴を販売してきた氏にとって娘の言葉は、足に悩みを持つお客様の声として聞こえたといいます。そこで靴づくりの最も重要な部分である木型づくりから日本人の靴を見つめ直すことになります。欧米ではシューメーカーが“膝から下の外科医”と呼ばれているという話に感銘を受け、東京芸術大学で人間工学と美術解剖学を学びました。菊地氏は生前、「足がいかに完成度の高い精密機械であるか、靴が単なる履物ではなく人間の身体に直結することを痛感した」との言葉を残しています。さらに、お客様の足を計測する器具の開発や、シューフィッターの教育に注力しました。

「内振りの木型」は、足の先端を親指側(内振り)に設計することで、指が靴の中でゆったりするだけでなく、歩きやすさも実現。かかとから小指の付け根へ重心が移動し、親指で蹴り出す、という歩行の一連の動作をスムーズに行いやすくなります。菊地氏は常々、「私が考える履き心地がよいとは、身体の一部として靴を感じ、履いていることを意識せずに歩ける状態です。踏みしめたときに体重がバランスよく分散され、程よい締まり具合があり、宙に浮かしたときには心地よいフィット感に包まれる。それが願いです」と話していました。日本人が履いたときに、より美しい姿勢になる靴。日本人が颯爽と歩ける靴。氏が追い求めた、木型そのものから生み出す快適さは、今日の〈菊地の靴〉のすべてに受け継がれています。

菊地氏考案の内振り木型は、幾人もの足の採寸データを凝縮した不朽の傑作です。

元は工作機械の設計士だった菊地氏。人間工学や解剖学を学ぶなど、技術屋の探求心が氏を動かし続けました。