- 竹を優雅に描いた、格調高い九谷焼。
- 色釉をかけた磁器に金箔を貼り、透明釉をかけて絵を描く「釉裏金彩」は昭和になって創出された九谷焼の技法。試行錯誤を重ねてその完成度を高め、新境地を開いたのが九谷焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)吉田美統氏です。厚さの異なる金箔を用いた精緻かつ奥行きのある吉田氏の金彩表現は、華麗でありながらも静けさに満ちた独特の美を放ち、国内外で高い評価を得ています。こちらのぐい呑は、切箔の上に竹文を描いたもの。金箔を背景に、竹のしなりや葉の動きが繊細に表現され、シンプルかつ印象的な構図が見事です。竹は成長が早くまっすぐ伸び、かつしっかりと地に根を張ることから長寿と子孫繁栄を意味し、古くから縁起がよいとされ親しまれてきた文様です。小さいながらも人間国宝・吉田氏の美意識が込められた格調高いぐい呑。ぜひ、飾ってじっくりと愛でつつ、特別な日を寿ぐ一献のためにお使いください。
サイズ (約) | 最大径6.7cm×高さ4.7cm |
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重さ(約) | 60g |
材質 | 磁器 |
仕様 | 桐箱入 |
原産国 | 日本 |
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吉田美統
1932年、石川県小松市生まれ。釉裏金彩の第一人者として2001年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。同年、紫綬褒章受章。2006年、業界に対する功績により旭日小綬章を受章。