丹念にして上質なつくり。優れたクッション性も魅力。
日本の籐職人の技術は世界トップレベルですが、工程のすべてに熟練を要するため、自分の手で一貫して大型の家具を製作できる籐職人はほんのわずかです。橋之口幹夫氏は、そんな数少ない籐職人の一人。48歳の若さで「現代の名工」となった熟練職人で、「人のできないものを作りたい」という飽くなき職人魂を持っています。その隙のない完成度の高い籐家具には、誰もが感心し納得するに違いないです。こちらは、30年ほど前に手がけた籐椅子を、立ち上がりやすく、かつ、より快適に座れるように改良したもの。座面の高さは前が約33cm、後ろが若干下がった約28cmになっていて、ゆったりとくつろいで座ることができます。背の部分が、人間の背中のS字曲線にフィットする絶妙な曲がり具合で、長時間座っていても疲れにくい仕様です。
商品番号:482-113-01-01

籐のくつろぎ椅子/設置・梱包配送料込み

185,900(税込/梱包配送料込)
 

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お届け予定 お届けはお申込みより約1~2ヵ月間を要します。
サイズ(約) 幅61cm×奥行81cm×高さ91cm、座面の高さ=28~33cm
重さ(約) 6.9kg
材質 籐、ウレタン樹脂塗装
耐荷重(約) 90kg
原産国 日本
その他 ※価格には設置・梱包配送料が含まれています。
※設置サービスをご利用の場合は ご利用ガイドをご参照ください。
*吊り上げによる搬入など特別な作業が必要な場合は、別途料金を申し受けることがあります。
※色調、サイズ、重さ、籐の巻き方が写真・スペックと異なる場合があります。
※商品の交換・返品はお受けできません。

熟練技が光る、快適な籐の家具。

リビングに籐家具のある暮らしは、ひとつの理想の姿ともいえます。天然素材の籐は洋間にも日本間にもしっくりとなじみ、涼しげで、穏やかな開放感に包まれます。しかも長年の使用に耐える丈夫さと、女性でも動かしやすい軽さが魅力で、落ち着いた色合いは時とともに飴色に近づき、部屋になじみ、家具としての風格も次第に増していきます。歴史のあるホテルや老舗旅館に籐製の家具が多いのもうなずけます。籐は熱帯アジアなどに自生する蔓性植物。もともとまっすぐで素直なものなど皆無であり、これを家具にするのはかなりやっかいです。そこで籐職人は曲げる箇所を火であぶり、巧みに曲げながら歪みを取り、うねりをなくし、ねじれを戻します。さらに曲げ、編みといった技術を駆使して仕上げるのです。

原材料となる良質の太い籐(太民)を曲げ、枠を作る。直径28~30mmもある籐を曲げるのは至難の業。

橋之口幹夫氏は、1997年、48歳にして国の卓越技能者「現代の名工」となり、2007年秋に黄綬褒章受章。大型の籐家具製作の第一人者です。