味わい深い曲線美と質感が魅力。登り窯焼成の黒薩摩湯呑。
薩摩焼は懐の深い焼き物です。かつて島津家の御用窯だけで焼かれていた白薩摩に対し、庶民の生活雑器として発展した黒薩摩は黒い宇宙に漂う男性的な力強さの中に見せる柔和な表情が魅力。こちらの湯呑は、日本に渡来して400年以上、李朝伝来の技術を守り、独創的な作品を作り上げてきた沈壽官家、十五代が手がけたもの。1999年に沈壽官を襲名した十五代は、2010年秋に「歴代沈壽官展」をパリで成功させ、国内外で注目を集めています。目を引くのは伝統に囚われない斬新な造形。湯呑としての使い勝手を優先し、ふくよかで味わいのある曲線美で仕上げています。上部の口辺に乳白色の白釉を施したのは、「茶の緑が映えるように」とのこと。「この作品は登り窯で焼いています。白薩摩は精緻な美を追求し、仕上がりも完璧にするために電気やガスで焼きますが、こちらは火の具合も愉しみのひとつ。登り窯のほうが滑らかに焼けるのです」。十五代が精魂を込めて焼き上げた逸品をぜひじっくりとご堪能ください。
商品番号:566-598-01-01

薩摩焼/黒薩摩湯呑

41,800(税込)
 
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サイズ(約) 最大径8cm×高さ10cm
重さ(約) 250g
材質 陶器
原産国 日本
その他 ※手作りで作陶されるため、色調、重さ、形状が写真・スペックと異なる場合があります。
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沈壽官窯
十五代が率いる〈沈壽官窯〉は、李朝伝来400年以上の技術を受け継ぐ、薩摩焼の名窯。

薩摩焼 十五代 沈壽官氏。京都の工業試験所で釉薬などの研鑽後、イタリアの国立美術陶芸学校へ留学。斬新な発想で薩摩焼に新風を吹き込んでいます。

「沈壽官窯」には歴代の沈壽官の作品が展示されています。