- 優しく見守る名窯の神仏像。
- 江戸後期の開窯以来、京都で各代が個性豊かな名品を生み出してきた〈六兵衞窯〉。こちらは、六体の観音菩薩を模った作品です。仏教には、人は六つの世界に何度も生まれ変わるという「六道輪廻」の思想があります。六道は苦難の多い順に、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道とされ、各道で誰をも救済してくれる存在が六観音です。「本来、神仏像は心の道具としての役割があるのですが、今回は拝むためだけでなく“心で見る造形”として安堵感を得られるよう制作しました」と八代目清水六兵衞さんは語ります。左から准胝観音、如意輪観音、十一面観音、聖観音、馬頭観音、千手観音という並び。「座っている観音様や手の多い観音様もいらっしゃるため、高低差や左右の重さが均衡になるように配置しました」と清水氏。身体を寄せ合い柔和な表情で拝む姿が実に微笑ましく、心をほんのりと温めてくれます。
サイズ(約) | 本体=幅14cm×奥行2.6cm×高さ6cm、敷板=幅18cm×奥行9cm×高さ1cm |
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重さ(約) | 430g(総重量) |
材質 | 本体=陶器、敷板=木、カシュー塗装 |
仕様 | 敷板付 |
原産国 | 日本 |
その他 | ※手作りのため、色調、サイズ、重さが写真・スペックと異なる場合があります。 |
六兵衛窯
伝統が活きたユーモラスな作品を手がける京都の〈六兵衞窯〉。江戸後期の開窯以来、各代が個性あふれる名作を生み出してきました。