- 素朴な白樺文人絣で仕立てた、ゆったりとしたブラウザー。
- こちらは、繊細な絣柄が浮かぶ趣深い文人柄の織り地を使用したビッグブラウザーです。「久留米絣は普通、平糸で織りますが、経糸にも緯糸にもスラブ糸を使うことで、凹凸のある、麻のようなさらりとした生地になりました」と語るのは独創的な織り地作りにも積極的に取り組む、老舗織元〈西原織物〉の三代目、西原俊明氏。文人柄は明治後期に書生や作家に好まれた小柄で、細やかで凛とした美しさが魅力。白い絣が走るグレーの文人柄にスラブ糸を使うことで、白樺の木肌を思わせる上品で爽やかな織り地に仕上げました。ゆったりとしたシルエットで着心地がよく、気になる腰まわりをさりげなくカバーする着丈もポイント。パンツスタイルに合わせて颯爽と着こなしていただけます。シンプルでベーシックなデザインで、さまざまな装いに合わせやすいのもポイント。フロントのボタンを留めて着ても、前を開けてコートのように羽織っても素敵。袖を通せば久留米絣の心地よい風合いを存分に味わえます。
素材 | 綿100% |
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仕様 | ポケットは両脇に1個ずつ/両脇裾スリット |
洗濯方法 | 手洗い可 |
原産国 | 日本 |
サイズ | 適応胸囲 | 着丈 | 裄丈 |
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09:F(フリー) | 80-110 | 93 | 74.5 |
サイズ(単位=cm)
工房藍木野
深みのある色合いと織りの美しさ。「着るほどに、水をくぐるごとにしなやさを増し肌に馴染む」といわれる久留米絣は、優れた風合いが魅力の綿織物。ひとつの反物を完成させるのに約3ヵ月を要する大変手の込んだもので、絹織物の「結城紬」、麻織物の「越後上布」と並び、国の重要無形文化財にも指定されています。精緻で美しい絣の芸術性に加え、綿素材の優れた実用性を持つ久留米絣の魅力は、なんといっても着心地のよさにあります。その久留米絣の持ち味を活かした、現代感覚に富むウェアを手掛けているのが、〈工房藍木野〉です。久留米絣を贅沢に使ったモダンかつ大胆なデザインは、あたかも伝統の久留米絣に新しい生命を吹き込んだかのような魅力に溢れています。

創業明治28年の織元〈西原織物〉の三代目・西原俊明氏。主に小柄な絣を得意とし、新しい柄や糸使いを取り入れた織り地作りに取り組んでいます。