- コンパクトで使いやすい、2つ折りのモノグラムウォレット。
- アイフィス柄のコーティングキャンバス地に革を添えて高級感と機能性を両立した軽量コンパクトな2つ折りウォレット。小銭が簡単に取り出せるように工夫された使いやすいデザインが魅力です。
サイズ(約) | 縦10cm×横9.5cm×厚さ2.5cm |
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重さ(約) | 75g |
素材 | 綿、麻(ポリウレタン・コーティング)、一部牛革、裏地=ポリエステル |
仕様 | スナップボタンによる開閉/札入れ1ヵ所/小銭入れ1ヵ所/カード入れ6ヵ所、オープンポケット1個 |
原産国 | トルコ(イギリス、リバティ社企画) |
その他 | ※ポリウレタン・コーティングは素材の性質上、時間とともに表面のべとつきやひび割れなど劣化する場合があります。保管・使用方法にご注意ください。
※柄の出方が写真と異なる場合があります。 |
英国リバティ150年の夢模様
少年の日本文化への憧憬は、やがて夢の「リバティ百貨店」へ。
1862年のロンドン万国博、一人の少年が日本の美術工芸品と出会った時からリバティの物語が始まります。その少年の名はアーサー・ラセンビィ・リバティ。ジャポニズムに魅せられた彼が夢のリバティ百貨店1号店を開いたのは32歳の時でした。妻のエマと共に世界中を旅して探し求めたスタイリッシュで珍しい商品で埋め尽くされた店は、一躍ロンドンで最もファッショナブルなスポットとして注目を集めました。耽美派の詩人オスカー・ワイルドに「アーティスティックな買い物客に選ばれた楽園」と称され、ウィリアム・モリスをはじめ当時の芸術文化を支えたアーティスト達の交流の場として栄えていきます。

アーサー・ラセンビィ・リバティ 1843-1917

1960年代ごろまで行われていた職人の手作業によるブロックプリントの風景。
タナローンの誕生。そして華開く独自のリバティ・ファブリックス。

時は栄華を極めたヴィクトリア朝時代。イギリス海軍の2隻の軍艦に使われていた木材で建てたチューダー様式のリバティ百貨店は重厚で幻想的な外観のエンポリアムとしてロンドンの一大名所となります。東洋から輸入した絹織物や更紗を用いた商品は人々の憧れを集め、空前の日本ブームを牽引していきました。しかし1900年代頃、急激な工業化や量産化の影響で輸入品の質の低下が心配されるようになると染色や織物の工場をすべてイギリス国内へと移し、リバティならではの美意識を持つ英国オリジナルのテキスタイルの生産を始めます。後に絹のような質感を綿で再現したこれまでにない綿ローン生地「タナローン」が誕生。さらに高度なブロック捺染の技で細密に表現された、華やかな色彩のプリント「リバティ・アート・ファブリックス」として現代にも受け継がれる数々の名作が生み出されていくことになるのです。