- 熟練の手仕事が生む、ニュアンスある縞模様。
- 国の重要無形文化財にも指定される綿織物、久留米絣の持ち味を活かしてモダンなウェアを展開する〈工房藍木野〉。こちらは、細かな縞模様が爽やかな印象を演出する「ビッグプルオーバー」。老舗織元〈山下織物〉の反物を使用した一着です。絣調の白糸と黒糸、太さの異なる節糸を使ってゆっくりと織り上げた表情豊かな風合いが魅力。糸使いを工夫することで生地に自然な凹凸が生まれ、素肌に心地よく、暑い季節も快適に着ていただけます。ゆったり広がるAラインが体形をさりげなくカバー。身幅も裾幅もたっぷりとしたつくりながら裾に入れた深めのスリットで軽快に着こなせます。ワンナップカラーは開ければ顔まわりがすっきりと見え、襟元のボタンを留めればスタンドカラー風にも装えます。
素材 | 綿100% |
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仕様 | ポケットは両脇に1個ずつ/両脇裾スリット |
洗濯方法 | 手洗い可 |
原産国 | 日本 |
サイズ | 適応胸囲 | 着丈 | 裄丈 |
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09:F(フリー) | 80-110 | 93 | 59 |
サイズ(単位=cm)
工房藍木野
深みのある色合いと織りの美しさ。「着るほどに、水をくぐるごとにしなやさを増し肌に馴染む」といわれる久留米絣は、優れた風合いが魅力の綿織物。ひとつの反物を完成させるのに約3ヵ月を要する大変手の込んだもので、絹織物の「結城紬」、麻織物の「越後上布」と並び、国の重要無形文化財にも指定されています。精緻で美しい絣の芸術性に加え、綿素材の優れた実用性を持つ久留米絣の魅力は、なんといっても着心地のよさにあります。その久留米絣の持ち味を活かした、現代感覚に富むウェアを手掛けているのが、〈工房藍木野〉です。久留米絣を贅沢に使ったモダンかつ大胆なデザインは、あたかも伝統の久留米絣に新しい生命を吹き込んだかのような魅力に溢れています。

久留米絣に魅せられ、伝統技を広める活動を行う〈工房藍木野〉の吉田秀子氏。細部まで丁寧に心を込めて、長く着られる洋服を作り続けています。