有無を言わせぬ蒔絵の美を堪能。
見るほどに息を呑む豪華絢爛たるこの印籠、越前漆器蒔絵の伝統工芸士にして、現代の名工である松田眞扶氏が描いた、松を主とした山水画。よく見ると亀や鶴もいて、実におめでたい絵柄です。使用した木地は、木地師が檜を薄く皮状にし、それを巻いて漆で固めて形作ったもの。つなぎのところがぴたりと合う精密な木地に、松田氏は手間のかかる研出蒔絵と研出高蒔絵の技法を併用し仕上げていきます。ちなみに研出高蒔絵はねばりけのある漆やべんがらなどで絵柄部分を盛り上げ、その上に漆で絵柄を描き、金粉を蒔き、さらに絵柄を研ぎ出す工程を何度も繰り返してようやく出来上がります。「蒔絵は線が基本なんです」と松田氏が言うように、盛り上がった中にも尖った松葉の一本一本がしっかりと描かれ、また松の根が力強く張った様子をはじめ、繊細さと大胆さが深い奥行きを生み出しています。最後は手のひらで磨き上げてピカピカにするのだといい、文字通り手塩にかけた、美しい金色の輝きと立体感が素晴らしい逸品です。実は、蒔絵を施す元となる木地を作れる職人も少なくなっている現在、「もうこの先、作れるかどうか」と松田氏がこぼす貴重な作品となっています。
商品番号:144-408-01-01

山水蒔絵印籠

508,200円(税込)
 
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サイズ(約) 縦9.5cm×横6.5cm×厚さ3cm
重さ(約) 120g
材質 天然木(檜)、紐=正絹、漆、金
仕様 桐箱入
原産国 日本
その他 ※手作りのため、サイズ、重さ、色調が写真・スペックと異なる場合があります。
※漆を使用しているため、漆にかぶれやすい体質の方がまれにかぶれることがあります。
※こちらの商品のお支払いは一括代引きをご利用になれません。
※商品の交換・返品はお受けできません。

伝統工芸士、一級技能士の松田眞扶氏。2001年、全国漆器展で農林水産大臣賞、08年、「現代の名工」に認定。09年には黄綬褒章を受章。作品は小さなものでは香合から、大きなものでは壁画まで幅広く手がけています。