両面で異なる柄のいぐさ座布団。
仏壇の前に正座して手を合わせる。あるいは経を唱えたり、写したりといったときには、夏用の心地よい座布団に座りたいもの。こちらは、明治25年創業の〈萩原〉による国産いぐさを使った逸品です。国産いぐさは、安価な外国産のいぐさと比べ、いぐさの中の繊維が充分に育っていてふかふかで、表面もしなやかで粘り気のあるのが特徴。いぐさならではの爽やかな香りも絶妙です。片面には2羽の鳳凰が、もう一方の面には菊花紋が配されており、格調高い仕上がりです。
商品番号:354-244-01-01

いぐさ御前座布団/鳳凰・菊花紋

14,850(税込)
 
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01 *
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数量
サイズ(約) 縦70cm×横70cm×厚さ4cm
重さ(約) 1.2kg
素材 表地=国産いぐさ、縁=レーヨン、中材=ポリエステル(硬わた)
原産国 日本
その他 ※天然素材を使用しているため、色の出方、色調が写真と異なる場合があります。

岡山県倉敷市はかつて、畳表や花茣蓙の材料となるいぐさの一大産地でした。その倉敷で明治25年(1892年)に創業したのが〈萩原〉です。輸出業が盛んだった当時、初代萩原賦一は米国向けの輸出用花茣蓙の製造販売を開始。第一次世界大戦の影響で国内販売へと転換するも、二代目賦一の代には多数の会社を設立し、事業を拡大しました。しかし敏腕経営者として采配を振っていた二代目が他界すると取引が激減。さらに高度成長期にいぐさ産業の衰退も始まり会社は経営の危機に直面しました。そこで三代目賦一は昭和47年にいぐさ事業を中国で推進。以降、欧州からの輸入家具事業に進出。これが見事に功を奏し、今に至ります。