17世紀からつくられ続ける、質実剛健な道中の相棒。
〈ル・サック・ドゥ・ベルジェ〉が創業当初からつくっている、17世紀のバッグを踏襲したデザイン。つくりが堅牢で気軽に持ち歩け、使い込むほどに色艶が増していき革の風合いの変化が愉しめるのも魅力。羊飼いの暮らしに寄り添ってきたバッグはまさに生きた工芸品。ぶらり旅気分の散歩の相棒にもおすすめです。
商品番号:392-183

南仏の羊飼いのバッグ/No.1

143,000(税込)
 
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サイズ(約) 横30cm×高さ20cm×幅13cm
重さ(約) 1,000g
素材 牛革
仕様 ベルト付フラップによる開閉/フラップ下にオープンポケット2個、側面にオープンポケット1個ずつ、背面にスナップボタン付オープンポケット1個、内側にオープンポケット2個/ショルダーストラップの長さ=約56~106cm(調節可)
原産国 フランス
その他 ※手作りのため、色調、サイズ、重さが写真・スペックと異なる場合があります。

南仏の羊飼いが移牧生活時に命を託す、アルチザンの手技が息づく傑作鞄。

現役のベルジェ=羊飼いとして活躍するルネ・セリエ氏。鞄の表面をスタッズやイニシャル金具で飾り、黒光りするまで愛用しています。
17世紀頃に使われていた羊飼いのバッグ。牛革と真ちゅうのみで無骨に仕上げられているバッグは、親から子へと代々受け継がれることもありました。

フランス中央山塊の南、コース地方とセヴェンヌ地方には中世より続く牧畜の文化が残ります。初夏の訪れとともに羊たちを新鮮な草のある高地へと移動させ、秋にはまた村へ戻す「移牧」という牧羊スタイルで、かつては羊飼いと牧羊犬が数千頭もの羊を、何日もかけ山岳地帯や広大な石灰岩の台地を歩いて率いていました。険しい道程を進む羊飼いのお供として活躍したのが、弁当や薬、工具などを収納できる複数のポケットを備えたバッグでした。パリから約680km離れた山間部にある〈ル・サック・ドゥ・ベルジェ〉は、羊飼いのための伝統的バッグを今に伝える名工房。オーナーのジャン・ピエール・ロミギュイエ氏が、友人から譲り受けた17世紀の羊飼いのバッグをもとに見よう見まねでつくったのが始まりです。用途別に鞣した革を使い分け、豊かな表情の革バックを蘇らせました。現在は10人のスタッフとともに製作。その卓越した技術によりフランス政府からEPV(無形文化財企業)として認定されています。

〈ル・サック・ドゥ・ベルジェ〉では、革の風合いを生かした上質な小物などを手がけています。
工房の周辺には昔ながらの石造りの建築物が残ります。
オーナーのジャン・ピエール・ロミギュイエ氏。