使うほどに手に馴染み、色艶を増していく「ルガトー」。
革を知り尽くした熟練職人なればこそできた馬蹄型の小銭入れ。タンニンなめしの牛革だからこそ実現できたというアコーディオンのように膨らむマチの形も秀逸です。江美氏曰く「作るのがとても難しく、考案した職人自らが、“大変なものを作ってしまった”とぼやいている」そうです。
商品番号:458-424

ルガトー/馬蹄型小銭入れ

16,500(税込)
 
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サイズ(約) 縦7.4cm×横8cm×厚さ(最大)2.8cm
重さ(約) 45g
素材 牛革、裏地なし
仕様 スナップボタンによる開閉/背面にオープンポケット1個、内側にオープンポケット1個
原産国 日本(革はベルギー製)
その他 ※天然皮革を使用しているため、色ムラ、キズなどがあります。また、色合いが写真と異なる場合があります。
※お申込み多数の場合、お届けできない場合やお届けまでにお時間をいただくことがあります。

いたがき
雄大な牧草地が広がる北海道で、上質な素材と丁寧な縫製にこだわったものづくりをおこなうバッグメーカー〈いたがき〉。鞍型のバッグで一世を風靡したことでも有名です。創業者、故・板垣英三氏の「妥協はしない」「真似はしない」「無駄にしない」という鞄づくりに対する信念と確かな技術は、同社の職人にしっかりと受け継がれています。

惚れ込んだ革を使い、特徴を最大限に引き出す。

〈いたがき〉の会長でありデザイナーでもある板垣江美氏。

北海道赤平で活躍するバッグメーカー〈いたがき〉。同社の創業者である、故 板垣英三氏の「妥協はしない」「真似はしない」「無駄にしない」という鞄作りに対する信念と確かな技術は同社の職人に今もなお、受け継がれています。かつて英三氏が手がけた鞍型バッグは、何よりなだらかな曲線が魅力で、その技術力の高さに同業者の間から賞賛の声が上がったほど。もちろん高い技術ばかりではありません。作り手が惚れ込むほどの素材がなければ、真に魅力あるものにはならないでしょう。「革も主役、人も主役。それを繋ぐのが作り手の役目だと思っています」。そう語るのは、同社の現会長であり、デザイナーとしても活躍している板垣江美氏です。江美氏が広い意味でルガトーに出合ったのは1999年のこと。「ベルギーの老舗タンナリー・マズア社で鞣されたルガトーという革が私を出迎えるように目の前に現れたときのことは、いまでも忘れられません。この素晴らしい革で最上の鞄を作りたいと思える、最高の瞬間でした」といいます。

使うほどに手に馴染み、愛着が増す「ルガトー」。

日本で使用している牛革のおよそ9割は北米産のものであるといいます。ヨーロッパの牛革は仕入れのルートの関係もあって、日本では入手が難しいためです。もちろん北米産のステアも味わいがありますが、江美氏によれば、「ヨーロッパの牛革は、丁寧に管理された牛の革で傷が少なく、肌のきめが細かいのが特徴」なのだとか。また使うほどに増していく色艶も魅力です。写真では分かりにくいかもしれませんが、ルガトーには“トラ”と呼ばれる自然にできたシワが、ある種の模様のように入っているのも味わい深いです。デザインがシンプルなもののほうが、宝石のようなきめ細かな仕上がりが如実にわかるとも言えます。革好きならずとも目を奪われるに違いない風合いをご堪能ください。