渋沢生誕の地に培われた、武州藍染の伝統を纏う。
江戸時代、文明開化の明治、そして大正デモクラシーと、3つの時代を駆け抜けた実業家、渋沢栄一。農民の出から子爵にまでなった傑物である渋沢は、国内でいち早く洋装を着用したことで服飾史にもその名を残しています。渋沢栄一が生を受けた埼玉県北部は、江戸時代から藍染の産地として名高い地域。生家は藍玉を製造しており、渋沢の商業活動の始まりは藍の買い付けでした。
かつて武州と呼ばれたその地において、1914年に創業したのが〈野川染織工業〉。天然発酵の藍建てでつくられた藍液を用いて、糸から染める武州藍染にこだわる日本でも稀有な紺屋です。藍が持つ抗菌・防臭性などを引き出せるこの技法で糸を染め、織り上げた生地は、着るほどに色合いが味わい深さを増すのが特徴です。こちらのベストは、経糸に濃藍と水浅葱という色合いの異なる藍染を配列した坂東縞を採用。普段使いしやすいよう中わたを入れ、上品な藍の縞を気軽に愉しめるように仕立てました。前面に3つのポケットを配しており、何かと使い勝手のよい一着に仕上がっています。
当社限定商品
商品番号:466-092

武州藍染の中わた入りベスト

24,200(税込)
 
カラー・タイプ
01 藍色(坂東縞)
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素材 表地=綿100%、裏地=ポリエステル、中わた=ポリエステル100%
仕様 ポケットは前面に3個、内側に2個
洗濯方法 手洗い可
原産国 日本
その他 ※素材の特性上、摩擦や汗などで色落ちや色移りする場合があります。
サイズ 適応身長 適応胸囲 着丈
03:S 155-165 80-88 69
04:M 160-170 86-94 71
05:L 170-180 92-100 73
06:LL 175-185 98-106 75

サイズ(単位=cm)

野川染織工業
〈野川染織工業〉は大正3年に創業。藍液を用いて糸から染める、「武州藍染」の伝統を守り続ける紺屋です。

「藍玉づくりに商売の基礎を学んだと渋沢も回顧しています。彼の説く『道徳経済合一』の教えは、藍という“生き物”と真摯に対峙し、100日以上も高温多湿の中で過酷な作業をおこなう中で育まれたものだと思います」と語る〈野川染織工業〉代表・野川雅敏氏。

伝統技術、武州藍染を継承する〈野川染織工業〉。

渋沢 栄一

幕末から昭和初期にかけて活躍した実業家。第一国立銀行や東京株式取引所など多種多様な企業の設立・経営に携わり、日本の近代経済の礎を築きました。