若冲の世界を軸アートで表現。
稲荷山の埴土を用いた愛らしい伏見人形。かつて初午の日に詣で、家内安全と無病息災を願った後、布袋の伏見人形をひとつ買う風習がありました。7体揃うと幸福になるといわれますが、万一途中で不幸があった場合は、厄払いにすべての人形を川に流し、また一からやり直し。神棚に7体並ぶと縁起がよいとされました。つまりはその間、家に服喪の出来事がなかったことになるからです。この伏見人形をこよなく愛したのが、江戸中期の鬼才絵師で、即興的な筆使いとユーモラスな表現が特徴とされる伊藤若冲。伏見人形図と題された作品が多く残され、布袋や牛などのモチーフが描かれています。7人の布袋像もそのうちのひとつです。こちらは、若冲の「伏見人形図」をもとに、伝統工芸士である山森美紀氏が手がけた軸アートです。山森氏は、引き染めやろうけつ染め、手描き友禅など呉服の染色のほか、狩野派の京都龍正会に入門して水彩画を学び、龍琉という雅号でも活躍している俊英です。素朴な中にも生き生きとした、かつ優しい筆使いが魅力で、7人の布袋の姿に思わず心も和む逸品です。
当社限定商品
商品番号:541-156-02-01

手描き軸アート「若冲画・伏見人形図」

19,580(税込)
 
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02 *
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サイズ(約) 縦120cm×横34cm(軸先含む)
素材 麻100%、軸=木、ウレタン樹脂塗装
原産国 日本
その他 ※色調、柄の出方が写真と異なる場合があります。

伝統工芸士として活躍する山森美紀氏。2014年全国伝統的工芸品公募展で入選以来、数々の入賞実績を誇ります。