- 籐と新素材の和紙が織りなす、現代の扇子。
- 軽くて柔らかく、丈夫な特性から家具や内装などに幅広く用いられてきた籐。時代の変化とともに需要は減り、今では籐職人の数も減少しています。そんな状況を打破すべく立ち上がったのが、東京都伝統工芸士の木内秀樹氏。「若い人や海外の人に、籐工芸の魅力を知ってほしい」と、手に取りやすく、贈り物や土産にもできるアイテムとしてうちわを考案。一般的な放射状ではなく、渦巻状にした骨組みに、伝統的な手漉き和紙である細川紙を組み合わせた意匠が特徴です。うちわの開発後、「コンパクトで携帯できる商品が欲しい」という声に応え、木内氏が試行錯誤しながら開発したのが、円形に大きく開く扇子です。丈夫さを重視して、扇面には耐久性のある再生紙を採用しました。カラーは深みのある緑色を当社限定でご用意。紳士の和装にも相応しい佇まいです。「伝統を守りながら挑戦を続け、多くの人に新しい商品を届けたいです」と話す木内氏。その想いは、伝統工芸界の新たな“風”となることでしょう。
サイズ(約) | 開いた時=最大径25.5cm、最大高34cm、折りたたみ時=最大幅4cm、長さ23cm |
---|---|
重さ(約) | 40g |
材質 | 本体=籐、再生ポリエステル和紙(ナオロン)、芯材=中質繊維板、紐=シルクコード |
原産国 | 日本 |
その他 | ※手作りのため、色合い、柄の出方、サイズ、重さが写真・スペックと異なる場合があります。 |
昭和6年に創業した木内籐材工業株式会社の三代目で、東京都伝統工芸士でもある木内秀樹氏。