- 〈ロック〉の真髄を宿す一着。幻の格子柄、ここに復刻!
- 1956年に創業した東京・上野のシャツメーカー〈ロック〉。創業者・岩本榮氏の「本当によいものは永久に支持される」という理念は、今日の企業理念として受け継がれています。16歳でこの道に入って以来、シャツ作り一筋に生き抜いた榮氏には、ひと際愛した意匠がありました。それが、シャツのタータンチェックです。柔らかで品のよいダークグリーンの絶妙な色合い。そこに映える赤格子の中にジャカードで描かれているのは獅子です。獅子は多くの国において力や威厳を意味し、邪気を祓うシンボルとして崇められてきました。「命の象徴として、会長(榮氏)が好んだ意匠です。40年ほど前から当社の製品で使うようになり、その後は数年おきに新作を発表してきた人気のデザインでもあります」と話すのは〈ロック〉代表の岩本一成氏です。使用した生地は、古くからウールの加工や製織において高度な技術を誇る尾州の織元が担当。柔らかくしなやかなメリノウール60番双糸を素材とし、4色の色鮮やかな先染め糸で綾織のシャンブレーに織り上げました。微かな光沢が品のよさを醸しつつ、色合いがブレンドされた深みのある赤とダークグリーンのコントラストが際立ちます。ふっくらと優しい柔らかさやスムーズで心地よい肌ざわり、程よい厚みなど、〈ロック〉の長い歴史の中でも一押しの生地に仕上がりました。ウールながらウォッシャブル加工によりご家庭の洗濯機で洗える手軽さも実現しています。そして、裁断から縫製、仕上げまで一貫して自社制作している〈ロック〉の強みもこのアイテムの魅力です。職人が斜行を矯正しながら生地を重ね、各パーツの型紙に沿って専用の包丁で鮮やかに素早く裁断。何枚もの生地を重ねて切りますが機械裁断よりもズレは少なく、襟の剣先や袖山の丸いカーブを鮮やかな手つきで美しく切り出します。そして精確な縫製により型紙の絶妙なカーブやサイジングが寸分たがわず再現されることで、前立てやポケットなどで見事な柄合わせを見せます。技術と手間を惜しまずしてこれが実現するのです。岩本氏は、「素材を吟味し、技術を尽くせば、シャツは存在感のある装いの主役となるもの。それをご実感いただければ何よりです」と話します。
素材 | 毛100% |
---|---|
仕様 | ポケットは前面に1個/アジャスタブルカフス/裾はゆるやかなラウンド |
洗濯方法 | 洗濯機可 |
原産国 | 日本 |
サイズ | 適応身長 | 適応胸囲(実寸) | 着丈 | 裄丈 | 襟まわり |
---|---|---|---|---|---|
03:S | 155-165 | 80-88(98) | 70 | 76 | 37 |
04:M | 160-170 | 88-96(108) | 74 | 78 | 39 |
05:L | 165-175 | 96-104(116) | 75 | 80 | 42 |
06:LL | 170-180 | 104-112(122) | 76 | 82 | 44 |
サイズ(単位=cm)
ロック
シャツづくりの名店、東京・上野の〈ロック〉。生地の特性を見極めながら、裁断、縫製、仕上げまでの全工程を一貫して自社でおこない、熟練職人の丁寧な手仕事で上質なシャツをつくり続けるメーカーです。

〈株式会社ロック〉代表の岩本一成氏。素材と仕立てにこだわった良質なシャツを生み出しています。