- 世界的木版画を伝統技で精妙に再現。
- 古より信仰の対象とされ、雄大な美から多彩な芸術が誕生した富士山。この富士を題材にし、世界にも影響を与えた『冨嶽三十六景』は、江戸浮世絵界の巨匠、葛飾北斎の晩年の最高傑作です。全46図からなる連作浮世絵の中でも特に優れた3作品、「三大役物」と称されるのが、「凱風快晴(赤富士)」、「神奈川沖浪裏」、「山下白雨(黒富士)」。ご紹介するのは、明治24年に京都で創業し、木版画の伝統を墨守する老舗版元〈芸艸堂〉が手がけたこれら「三大役物」の木版画です。「凱風快晴」は、夏の早朝に富士の山肌が朝日を受けて赤く染まる姿が簡潔な構図と色彩で描かれ、押し迫った力強さと荘厳な美しさを放つ名作。「神奈川沖浪裏」は、荒れ狂う波と自然の猛威に翻弄される船上の人々、その向こうに泰然とそびえる富士を描き、圧倒的な躍動感が秀逸です。「山下白雨」は「雷富士」の名でも知られ、雨雲に覆われ稲妻が走る裾野に対し、青空を背景に鋭く天を突く頂という、静と動の対比が美しい作品。熟練の摺師が一枚一枚手摺りで丁寧に摺り上げた、印刷ではなしえない、ぼかしなどの絶妙な表現が見事な北斎の名画を、じっくりとご堪能ください。
| サイズ(約) | 額=縦35.5cm×横50.5cm×厚さ2cm、画=縦24cm×横36cm |
|---|---|
| 重さ(約) | 1kg |
| 材質 | 紙=越前生漉奉書、額(縁)=天然木、(前面)=アクリルガラス |
| 技法 | 手摺り彩色木版(凱風快晴=10版15度摺、神奈川沖浪裏=6版10度摺、山下白雨=8版11度摺) |
| 原産国 | 日本 |
| その他 | ※一点一点手摺りのため、色調が写真と異なる場合があります。 |
日本で唯一の手摺木版和装本の出版社として知られる〈芸艸堂〉。江戸時代の版元と同じように木版画の伝統をそのまま墨守する版元です。同社の版木蔵には、明治24年(1891年)の創業以来手がけてきた版木や求版した古版木など、述べ数万枚が保管されており、中には伊藤若冲や竹内栖鳳、小林古径、神坂雪佳といった著名画家による絵や図案など歴史的に貴重な資料も数多く、まさに宝の山です。現在ではそうした版木と伝統的な木版摺り技術を活かし、画家たちが残した芸術作品をさまざまな形で復刻。中でも、日本製高級顔料を使用した木版画は、手漉き和紙に一枚一枚摺り上げることで格別の色合いを引き出しているのが特徴です。
墨版と複数の色版の版木を熟練の摺師が巧みに使い分けて一枚ずつ手摺りします。

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