シルクの趣ある味わいに、蜻蛉織で表現したメコンの川面が映える。
世界的に貴重な手織りの技術が今も息づいているラオス。中でもナーガという蛇の精霊をモチーフにした織物の伝統工芸はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。ご紹介するのは、稀少な手織りシルク。さまざまな織物を手掛け、ラオス・ハンドクラフト協会会長も務める〈マジック・ラオ社〉のラニー氏が手掛けた気品に富むストールです。「蜻蛉織」と呼ばれる、緯糸がうねり、ところどころ透ける独自の技法により、ラオスを横断するメコン川の悠々たる流れを表現。シルクならではのざっくりとした風合いや光沢感が魅力で、まるでメコンの水面を切り取ったかのような美しい一枚に仕上がっています。女性は優雅に、男性は粋に演出してくれます。
男女兼用
商品番号:686-928

手織りシルクストール「メコンの水面」

31,350(税込)
 
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サイズ(約) 幅30cm×長さ185cm(フリンジ含まず)
素材 絹100%
洗濯方法 ドライクリーニング
原産国 ラオス

〈マジック・ラオ社〉

ラオスでは珍しい手織り絨毯の製造も行うなど、様々な織物を手がける同社。代表のラニー氏は職位のランク制の導入を試みるなど、国民の生活向上のために奔走する活動家でもあります。

〈マジック・ラオ社〉の代表で、ラオス・ハンドクラフト協会会長も務めるラニー氏。

工房内で手織り(蜻蛉織)をする様子。

母から子へと受け継がれるラオスの美しき織りの技。

ラオス人民民主共和国はタイの北東、ベトナムの西に位置する内陸国。長い間フランスの保護国であり、独立したのは1953年。今もフランス風の建物が残り、仏教徒の寺院が数多くあることでも知られています。首都ビエンチャンの人口は約97万人。地下鉄や娯楽施設、有名ファストフード店などがないことから、いつしか「世界一何もない首都」とも呼ばれるようになりました。それゆえに、ラオスには私たちが失ってしまったゆるやかな時間が、あたかもメコン川の流れのように、そこにゆったりと流れているのです。生産の機械化が進むなか、この地では伝統的な手仕事も廃れることなく連綿と続いています。その代表が手織り技術。母から子へと受け継がれている「蜻蛉織」の技術は、今や世界的にも貴重なものです。ナーガという蛇の精霊をモチーフにした織物の伝統工芸は、昨年ユネスコ無形文化遺産に登録されました。ラオスの繊細な手織りの世界をお愉しみください。

駐日ラオス特命全権大使
フォンサムット・アンラワン氏

この度は、わが国の伝統的な手織りの技術を用いた商品が発売されることとなり、大変嬉しく思っております。長い時を経て母から子へ脈々と受け継がれてきた伝統の織技術が日本の皆様に喜んでいただけると確信しております。この商品を通して日本とラオスのパートナーシップが深まることを願ってやみません。

代々受け継がれてきた手織りの技で仕上げています。