「いちご泥棒」「ウィローボウ」「フルーツ」 「アネモネ」「ブラザーラビット」etc.
数々の美しい意匠を現代に伝え、世界中から愛されている芸術家、ウィリアム・モリス。
19世紀の英国で「生活の美」を唱えたモリスのデザインは、
現代の私たちの暮らしの中にも優雅に息づいています。
今回はそのデザインの源泉となったモリスが愛した家や美しい庭など、
創作のインスピレーションとなった場所ををたどりながら、
生命の瑞々しさを湛えるモリスの世界へご案内します。
また当社でしか買えない限定コレクションをご紹介します。
モリス夫妻が暮らした「レッドハウス」。モリスはここに独自の庭を造り、この地から臨む景観からは数多くのデザインが着想されました。例えば「トレリス」「ひな菊」「フルーツ」は、いずれもレッドハウスの庭の景観から着想を得たものです。やがてレッドハウスを拠点として、生活の美を追究する「アーツ・アンド・クラフツ」運動を展開していきました。
オックスフォードにほど近いコッツウォルズ地方のケルムスコット村の別荘敷地内の小径。ツゲの縁取りに沿って続く花壇にはカンパニュラやゼラニウム、ポピー。コッツウォルズの美しい自然風景や、石造りの建物、近くを流れるテムズ川での釣り、緑の木々や庭に咲く素朴な花々、モリスは創作インスピレーションの多くを、この場所で得ていきました。
自由に旅することがままならず、実際にこの地を訪れることが難しい昨今、暮らしの中にモリスデザインを取り入れることは、旅する以上に気持ちをリフレッシュさせてくれるかもしれません。