- 表情豊かな織り柄が魅力。新感覚の羽織りジャケット。
- スアと呼ばれるラオスの伝統的なブラウスに、日本の着物の要素を取り入れて作った、オリジナルのシルクジャケット。1日に50cmほどしか織れないという貴重な手織り生地を用いて仕立てました。ハリ感のあるシックな色合いの生地には、豊穣の証である稲穂に想を得た、ボーダー状の柄を緯浮き織りで表現。表情豊かな織り柄とシルクの光沢が美しく、羽織るだけでエレガントな雰囲気に。腕まわりがゆったりしていて動きやすく、ボレロ風の短めの丈はパンツにもスカートにもよく合います。
素材 | 絹100%、裏地なし |
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洗濯方法 | ドライクリーニング |
原産国 | ラオス |
サイズ | 適応身長 | 適応胸囲(実寸) | 着丈(前/後) | 裄丈 |
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09:F(フリー) | 154-162 | 80-110(130) | 60/55 | 62.5 |
サイズ(単位=cm)
カング・ソウル社
代表のヴィエンカム・ナンサヴォンドアンシ氏は、6歳から母親に織りの技術を学び、今や生地だけではなく洋服のコレクションも発表するなど、同社はラオスの人気ブランドとなっています。

〈カング・ソウル社〉の代表で、デザイナーとしても活躍するヴィエンカム氏。

「ラオス・ファッションウイーク」でも人気。
悠久の時を纏う贅沢「ラオスの手織りシルク」

連綿と受け継がれている、稀少な手織りの文化。
ラオス人民民主共和国はタイの北東、ベトナムの西に位置する内陸国。長い間フランスの保護国であり、独立したのは1953年。今もフランス風の建物が残り、仏教徒の寺院が数多くあることでも知られています。首都ビエンチャンの人口は約99万人。今なお素朴な生活風景が見られ、自然が多く残ることから、いつしか「世界一何もない首都」とも呼ばれるようになりました。
穏やかな時間が、あたかもメコン川の流れのように、ゆったりと流れるラオス。生産の機械化が進むなか、この地では伝統的な手仕事も廃れることなく連綿と続いています。その代表が、手で糸を紡ぎ、染色し、織り上げる染織の文化。親から子へと受け継がれている手織りの技術は、今や世界的に貴重なものです。ナーガという蛇の精霊をモチーフにした織物の伝統工芸は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。「ラオスの手織りシルク」と題し、首都ビエンチャンに店舗と織工房を構える〈カング・ソウル社〉の稀少なハンドメイド品をご紹介。ラオス国内だけでなく、諸外国の外交官夫人などにも愛用されている同社の繊細な手織りをお愉しみください。

丁寧に紡がれた絹糸を機械にセットする準備。すべて手作業で行います。

代々受け継がれてきた手織りの技で仕上げています。