炒飯をパラパラに仕上げたい。しかし、料理人のように中華鍋をふるいながら油を上手に使う調理は家庭ではなかなか難しいもの。このフライパンならば、まるい凹型の底に集まった油の中に溶き卵を投入し、グツグツと踊るように加熱したところでお米を入れれば大丈夫。米粒に油と卵が絶妙にからみあってパラパラの状態になります。

◆小ぶりに見えてたっぷり容量
従来のフライパンのような緩やかな凸型ではなく、中華鍋のような丸い凹型に成形。底は丸くても置いた時には安定感ばっちり。この複雑な形状は、溶解したアルミを型に流し込んで鋳造し、精密に削り出す技術があるからこそ実現できるもの。最も厚い部分で9.6㎜あり、徐々に削り出し、薄いところでは2.3㎜にもなっています。その結果、重さは約1㎏と扱いやすく、食材や油が中央に寄るため、少ない分量の調理もできる一方、小ぶりに見えて実はたっぷりの容量があります。

◆熱を蓄えるから均一な加熱
料理がおいしくなるポイントは、熱をたっぷり蓄えるキャスト構造だから。溶解状態のアルミニウムが金型に鋳造された後、硬化する過程で自然にできる現象で、表面は熱伝導率に優れた硬い小さな結晶が集まり、ゆっくり冷やされていった内側は、熱をたっぷり蓄える熱保持率に優れた大きな結晶になります。そのため、全面は鍋を振らなくても熱ムラのない均一な加熱が実現できるのです。

◆富山の伝統技術を現代に
鋳物の街として400年以上の歴史がある富山県高岡市で、伝統的な技術に裏付けされた製法が現代にいかされています。料理がきれいに仕上がるように、調理面は耐久性の高いハイグレードなテフロン加工済み。

便利なスタンドタイプの蓋付き。

全面を使って餃子をいっぱい焼くこともできます。

オムレツは底の中心に自然と集まる卵をじっくり半熟にさせ、あとは折り返すだけ。絶品のトロトロをご家庭でも

一定の温度を全体に保ってくれるので、揚げ物は少ない油でカラッと仕上がります。

テフロン加工できれいな仕上がり