- 愉しみつつ鑑賞する贅沢。光琳画を堪能できる一大傑作。
- 江戸時代に活躍した絵師、尾形光琳。非凡な意匠感覚で国内外の美術に多大な影響を与え、その名は美術様式「琳派」の呼び名の由来ともなりました。多岐にわたる作品を手がけた光琳ですが、その一つにかるたがあります。半世紀前に京都近郊の旧家から見つかり、読み札には歌仙絵、取り札には歌意に即した花鳥風月が鮮やかに描かれた豪奢さで大きな話題を呼びました。この「光琳かるた」を、京都の老舗かるた店〈大石天狗堂〉が復刻したのがこちら。札には、華麗な絵が際立つ淡黄色の越前和紙を使用。裏面には本金を使い、金銀砂子を大振りした豪華な仕上がり。最初と最後を飾る、天智天皇と順徳院の上下4枚の札には、「法橋光琳」の署名と落款を復刻しました。桐箱や布張りの内箱にも高級感が漂う芸術品です。
サイズ(約) | かるた1枚=縦9.1cm×横6.3cm、収納時=幅24.5cm×奥行17cm×高さ11.5cm |
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重さ(約) | 2kg |
素材 | 洋紙、和紙 |
仕様 | 桐箱入 |
原産国 | 日本 |
1800年に京都で創業した〈大石天狗堂〉。百人一首に代表されるかるたをはじめ、囲碁・将棋用品といった遊戯具を通じて日本の伝統美、京の雅と遊びを現代に伝える老舗です。
昭和中期頃、旧社屋で行われていた花札の検品風景。