- 木の美しさを存分に感じる、使い勝手にこだわった漆器。
- 全国屈指のろくろ挽の産地、石川県加賀市の山中温泉地区で450年の歴史を持つ山中塗。ろくろで木を回転させながら挽くことで、素材が持つ美しい木目や風合いを活かした温かみのある仕上がりが特徴です。その山中塗にあって、伝統を守りつつ、現代感覚を取り入れた制作を行うのが、挽物工房〈たにてる工芸〉気鋭の木地師、谷口天平氏です。こちらは、谷口氏が手がけた、食卓に味わい深い趣をもたらすアイテム。
- 挽物の繊細な技が生む、優しく手になじむ造形。
- 谷口氏が「匙ですくいやすいよう、椀の曲面や底の形状にこだわりました」と話すお粥セット。栗製の匙は、程よい丸みがあり口当たりが柔らか。すくう粥の量まで考慮した形状とサイズに仕上げられ、その名の通りお粥を食べるときに好適です。素材には、木目が美しいことで人気の栃を使用しました。拭漆による色艶に深みがあり、「使うほどに漆の色が柔らかく変わっていくのも魅力です」と谷口氏。天然木の味わいに満ちた漆器は、日々の食卓を豊かなものにしてくれるに違いありません。
セット内容 | 椀、匙、各1個 |
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サイズ(約) | 椀=最大径15cm×高さ5.5cm、匙=長さ19.5cm |
重さ(約) | 椀=120g、匙=6g |
材質 | 椀=天然木(栃)、匙=天然木(栗)、拭漆仕上げ |
原産国 | 日本 |
その他 | ※漆を使用しているため、漆にかぶれやすい体質の方がまれにかぶれることがあります。 ※手作りのため、色調、木目、サイズ、重さが写真・スペックと異なる場合があります。 |
谷口天平氏。山中塗の木地師の家に生まれ、父・兄と共に〈たにてる工芸〉で制作に励んでいます。細かな細工の挽物を得意とし、アクセサリーの作品でも評価を得ています。